2011年 05月 15日
浜岡原発 冷却作業中にトラブル
5月15日 16時40分
14日、5基すべての運転が停止した、静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所で、5号機の原子炉を冷やすために循環させている冷却水に海水が混じったとみられるトラブルが発生していたことが分かりました。このトラブルで、放射性物質が外部に漏れるといった影響はないということですが、中部電力が発表したのは、発生から20時間近くたった、15日正午前でした。
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中部電力は、菅総理大臣から浜岡原発のすべての原子炉の運転を止めるよう要請されたことを受け、13日、4号機を停止させたのに続き、14日午後、5号機の運転も止めました。中部電力によりますと、5号機の原子炉を冷却する作業を進めていたところ、14日午後4時半ごろ、原子炉を冷やすために循環させている冷却水に不純物が混じっていることが分かりました。中部電力は、冷却水に海水が混入した可能性があるとして原因を調べるとともに、原子炉に海水が入るのを防ぐために、冷却水の循環を別のルートに切り替え、原子炉の温度は、15日正午すぎ、安定した100度未満になったということです。このトラブルが発表されたのは、発生から20時間近くたった15日正午前で、中部電力は、「放射性物質が外部に漏れるといった影響はなく、法律に基づいた国への報告の対象ではないので、直ちに発表する内容ではない」と話しています。