大震災に立ち向かう 

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慈恩寺ご住職、古山敬光さん(62) 「人を救うのは人にしかできない」 岩手県陸前高田市
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「和尚さん」と、子供が声をかけて絡みついてくる。岩手県陸前高田市の東端に突き出した広田半島にあり、約700年の歴史を紡いできた寺。その21代目の住職は福々しい笑顔と穏やかな人柄で、大震災で傷ついた子供たちの心のよりどころとなっている。
■3日間孤立
 多い日で70人近くいた避難者も、無償で宿泊施設を提供する内陸部に移住する人が増えてきた。ただ、「最後の一人までお世話をしたい。仮設住宅に移る人はここにある寝具や生活用品を遠慮なく持っていってほしい」と温かいまなざしを送る。2011.4.13 19:13
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4/29 朝日新聞より
上記の慈恩寺さまの様子が朝日新聞記事にありましたので掲載します。
仮設入居はしたいけど  陸前高田の慈恩寺に避難の34人
24日夜、約20人が広間に集まった。まとめ役の一人、菅野さんがゆっくり切り出した。「仮設住宅にみんなが入れる日まで、今まで通りお寺にお世話になっていくしかないと思う」口々に続いた。「お寺の皆さんは私生活を犠牲にしてくれている。最後まで一緒に頑張りましょう」「がんばってお世話になるすぺ」
慈恩寺の近くでも、広田小学校や旧広田水産高校跡地で仮設住宅の建設や計画が進んでいるが、寺にいる人達の思いは複雑だ。
吉田さん(74)は「仮設は早く決まって欲しいけど、いつも聞いている声が聞けなくなるのは寂しいねぇ。年寄りの考えかもしれないけれど・・・」共同生活を終える寂しさが強まっている。

こども達やお年寄りを中心に、毎週土曜に千羽鶴を折り始めた。発案したのは古山ご住職(62)「祈りの鶴ってよく言うでしょ。夜なら子供たちも暇だから」最初の夜、66羽ができた。
27日には寺の駐車場を横切るように鯉のぼりを取り付けた。瓦礫の中から見つけた物や、自宅にあったものを持ち寄った。
大きな鯉が11匹、春風に泳いだ。「もう5月らしくなってきたなぁ」満足そうに見上げた。(山西厚、高橋諒子)
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by seiryouzan | 2011-04-29 14:39 | 東日本大震災、僧侶の関わり

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