曹洞宗 洞源院(宮城・石巻) 本堂で朝の勤行習慣に

<住所>石巻市渡波仁田山2  
<避難者数>121人(5月8日午前8時現在)
<避難地区>石巻市渡波など
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朝日が差し込んだ本堂に、避難住民が集まる。この日は約50人。午前6時、小野崎秀通住職(63)の読経が始まると、お年寄りも幼児も一緒に手を合わせた。
支援物資や毛布が山積みになっている中での毎朝の光景。非常時でも、寺は祈りの場であり続ける。
住民は、寺で連日のように行われている葬儀にも参列している。
石巻市渡波の会社員須田祥蔵さん(59)は4月下旬、津波で命を失った36歳の男性と70歳の男性の葬儀で、妻と共に見ず知らずの2人を見送った。「叔母はまだ行方が分からず、遺体で見つかった叔父の火葬のめども立っていない。亡くなった多くの方を一緒に供養したい」と須田さんは言う。
洞源院は渡波地区を望む高台にある。津波直後、300人以上の住民らが避難し、街が波にのまれる様をここで目の当たりにした。小野崎住職は「避難住民と共に祈り続けたい」と話す。
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●亀山ハマ子さん(74)=石巻市渡波佐須
 朝のお勤めに毎日参加している。お経の本も配られていて、スムーズに読めるようになった。知っている人も知らない人も大勢亡くなったので、ここで供養できることがありがたい。

●阿部明さん(55)=石巻市渡波祝田
 落ち込んでばかりいられないと思い、先日、住民でお花見を企画した。雨のため本堂での開催となったが、みんな、久しぶりにお酒を口にできた。そんな場を提供してくれたお寺に感謝したい。

●阿部民生さん(62)=石巻市渡波大森
 1階は浸水したが、無事だった2階で生活している。ここに来ると情報があるので、毎朝行われるミーティングに参加している。みんな顔見知りで、いつもの顔触れを見るとほっとする。

●阿部紀子さん(70)=石巻市渡波祝田
 リウマチで両膝に人工関節が入っている。日中、いすに座っていないといけないのでとても大変。仮設住宅を申し込んでいるが、夫が養殖業のため、何とか近くに住めるようにと願っている。

●佐藤恵子さん(69)=石巻市魚町3丁目
 震災当日、車で避難したが、波にさらわれそうになった。九死に一生を得た。避難初日の夜は、車で一晩を明かした。ここではみなさんに親切にしていただき、本当に感謝している。

●亀山輝雄さん(75)=石巻市渡波佐須
 家は津波で全壊し、命からがらでここに来た。養殖業を営んでいるが、施設は跡形もない。集落のがれきの撤去が進まず、衛生状態が悪化している。行政の動きが鈍いので、しっかりしてほしい。

●須田祥晴さん(29)=石巻市渡波祝田
 ボランティアに手伝ってもらい、家はかなり片付いた。ただ、地盤沈下の影響で庭まで浸水することがある。仮設住宅に応募してはいるが、いつ入れるのか見通しがたたない。

先輩ご住職を介し洞源院さんに衣装ケース32個を送らせて頂くことになった。
檀家さん数人が協力くださいました。少しでもお役にたてることは嬉しいですね。
避難所として被災された方々を受け入れられている洞源院さんに
お見舞いに一度伺えればと考えています。
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by seiryouzan | 2011-05-16 20:11 | 地震関連