2011年 12月 01日
震災8カ月、鎮魂の御詠歌 陸前高田で犠牲者供養
同市高田町の光照寺では、高沢公省住職と御詠歌の会の会員17人が被災した市役所前など3カ所で御詠歌を唱え、犠牲者を供養した。
市役所周辺は被災車両が残り、がれき撤去を行う重機が往来。津波の痕跡が残る建物に、鐘の音と女性たちの美しい声が静かに響いた。
同会会員も11人が犠牲に。同市高田町の男性(69)は「供養の思いを込めた。生かされた者としてこれから精いっぱい生きたい」と語った。
【写真=被災した市役所前で御詠歌を唱え、静かに手を合わせる女性たち=11日午前、陸前高田市高田町】
岩手日報より