お戒名

亡くなると仏教徒であれば必ず菩提寺の住職様から「戒名」を授けられます。本来は生前に授けられるものですが、お檀家さんから訃報連絡を受け、枕経に伺い、ご遺族様に故人の人生を詳しくお聞きして戒名を考え授けさせていただいてるケースが殆どです。
ご遺族や故人の希望や意向などがあれば、可能な限り使わせていただいています。
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早朝から破天荒な言行で有名だった「落語家立川談志師匠喉頭(こうとう)がんのため死去75歳」の訃報報道が各局で放送されていました。
生前、異端児ぶりを発揮していた落語家と強い絆で結ばれていた人達の落胆ぶりからどんな人柄だったか伺い知ることが出来ます。
柩には日頃から大事にしていたライオンのぬいぐるみが共に納棺されたと聞き、暴れん坊、恐い物知らず、風雲児の異名を誇る表の顔とはまた別の顔が垣間見えたような気がしました。
また戒名は自ら考案したとされる「雲黒齊家元勝手居士」(ウンコクサイイエモトカッテコジ)
あの世に逝かれた後にも更なる「洒落と証する笑い」を探求する噺家立川師匠のしたり顔が目に浮かぶ人も多いのでは・・・
この世での生き様を表す戒名だと感心するも、法事の度にこの戒名を読み上げる方丈様の気持ちをお察っしすると苦笑です。

噺家立川談志師匠のご冥福を心より悼み謹んで御悔やみ申し上げます。合掌
by seiryouzan | 2011-11-24 12:20 | その他

タイトル選び

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紅葉した桜の葉が風に舞うのを捉えた瞬間みたいでしょ?実は太い蜘蛛の糸に引っ掛かっているのです。
ジーッと見ながら頭の中でぐるぐるとタイトルを探します。「葉っぱの空中浮遊?」「空中散歩?」「つかまっちゃった葉っぱ?」どれひとつしっくりするタイトルが見つかりません。
朝から掃き掃除に勤しむお弟子さんに助けを求めたところ。
彼は少し考えてから「飛べない葉っぱかな・・・」
葉っぱ自身はちゃんと地面に着地したいのに、落ちることが出来ず気の毒に感じるのだそうです。
掃き掃除をする弟子の後ろ姿を見ながら「ひょっとして君の心を表しているのかい?」

お稽古に見えた講員さんにも尋ねてみました。
「最後の一葉」「楽しいブランコ」「姑と嫁の狭間に揺れる自分」「僕は食べ物じゃないよ」「風を探して」「ナイスキャッチ」などなど・・・
ひとつの風景の映り方は多種多様、その人の心の景色を反映するようです。
あなたならどんなタイトルをつけますか?
by seiryouzan | 2011-11-23 18:38 | 境内の植物

石蕗(つわぶき)

境内のあちこちで石蕗が咲きました。こんなに見事に咲いたのは初めてです。
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常緑の多年草で、濃緑の葉が一年中艶々で黄色の花弁のコントラストが何とも言えません。
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石蕗を季語とした俳句など・・・
本堂へ橋をかけたり石蕗の花 (漱石)
咲べくもおもはであるを石蕗の花 (蕪村)
ちまちまとした海もちぬ石蕗の花 (一茶)
静かなる月日の庭や石蕗の花 (虚子)
by seiryouzan | 2011-11-17 15:32 | 境内の植物

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大本山總持寺はこの十一月五日をもって、能登から鶴見に移転してより百年を数えることになりました。 瑩山禅師(けいざんぜんじ) が開創されて以来の六百九十年の歴史からすると、およそ七分の一に過ぎませんが、我が国の歴史が急速に進んだ時代、しかも新たな土地での百年の歩みにはとても重い意味があると思います。

またこの百年間は、深刻な被災そして、そこからの復興の年月でもありました。今から百十三年前の明治三十一年(一八九八年)四月、能登にあった大本山總持寺は、火災にあい、主要な伽藍のすべてを焼き尽くしてしまいました。能登の地に六百年近くあって、曹洞宗の発展に多大な業績を果たしてきた大本山が、ほとんど一夜にして灰燼に帰してしまったのでした。總持寺に籍を置く僧侶たちはもちろんのこと、全国の曹洞宗寺院が受けた、衝撃と悲嘆は想像を絶するものがあったに違いありません。皆が、何も考えることができずに、しばらくは呆然と月日を送ったことでしょう。

続きはこちらから 大本山總持寺HP今月の伝道標語へ
by seiryouzan | 2011-11-14 19:23 | 大本山總持寺今月の伝道標語

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禅の里からのメッセージ

私たちは何処へ向かって歩いているのでしょうか。
一握りの人間に依って導かれる世も危険です。しかし、万民の漠然とした意志に依って、当て所なくさまよう世も危険です。
便利、快適を望まない人はいないでしょう。私たちが漠然と求めてきたものです。エネルギー資源を持たぬ我が国が、必要悪として原発を認めてきた由縁です。

人は生まれながらに「貧(とん)」(むさぼり)という心を持っています。

飽くことなく求め、際限なく望み、限りなく欲する、これが「貧」の正体です。
自然界にあって自らの欲で自らを滅ぼす生き物はおりません。
己が欲に自らを滅ぼすのは人間ばかりです。
しかし、人には自らの有り様を考える力が備わっています。他のいのちを思いやり、自らと同じ様に他を慈しむ心もあります。
大宇宙の中では塵ほどでもない地球。しかし、人知及ばぬ無数の縁に依って「いのち」を宿す希有な星。
私たちの飽くなき欲望は、今この星を、この星のあまたな「いのち」を危機へと導こうとしています。
それは、「私」が寄り集まった「万民」の漠然とした意志に依って。
私が、そして、あなたが。我が身が内包する「貧」に依って。

「貧」とは、「分」に「具」と書いて、分かち、与え、他を慈しみ尽くす心。

この「私」は貧も貧も具有しています。
今、何が起きているのか、私たちは何をしてしまったのか。
貧(むさぼり)から貧(わかちあい)へ。
人には自らの有り様を考える力が備わっていることを、いのちを思いやり、自らと同じように他を慈しむちからがあることを思い起こしましょう。
現実から目を背けず、正しく見つめ、漠然とした意志ではなく、自らの責任において、自らの生き方を選んでみませんか。

「悲しむ」というこころは、暴走する貧に歯止めを掛けるこころではないでしょうか。
「あたかも 母がそのひとり子を おのが命に代えてまもるがごとく 生きとし生けるもののうえに かぎりなき悲しみの思いをそそげ」
お釈迦様の教えです。

              永平寺「禅を学ぶ会」委員長 大田大禳 合掌

by seiryouzan | 2011-11-08 21:14 | その他

三陸復興カレンダー

Kさんに『三陸復興カレンダー』を頂戴しました。
以下SAVE IWATEより

岩手県は郷土芸能の宝庫といわれ、沿岸部には約250団体の郷土芸能が伝承されています。この地に暮らす人々は信仰心に厚く、自然界に宿る神々を敬い、信仰としての民俗芸能を大切に伝えてきました。その芸能は四季折々に、先祖を供養し、災厄防除や悪魔退散、無病息災を祈り、五穀豊穣と大漁を祈願してきました。
この度の震災により、多くの芸能団体が尊い命と共に道具や衣装を失いましたが、御魂の供養をと、お盆の頃からわずかに残った道具を持ち寄り活動を再開している団体が多くありました。仮設から通って太鼓を叩き始める人、泥に埋もれた山車や道具を洗い清める人、それはまさに鎮魂と祈りの姿でした。三陸沿岸の人々はいま、震災を乗り越えるために歩み始めています。カレンダーを見る時、三陸復興に思いを寄せてい ただけましたら幸いです。
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岩手の三陸沿岸は12の市町村があります。各市町村から1つの民俗芸能を選定し12か月で12の民俗芸能を紹介しています。カレンダーは広げた状態で約60×28センチのサイズです。
来年一年、遠く離れた方々にも岩手を身近に感じていただきたいですし、時間の経過とともに懸念される被災地への意識の風化をおさえ、三陸の復興をみんなで願い続けていきたいと思います。まつりや例大祭などの開催スケジュール情報も掲載してありますので、多くの方々に三陸へいらしていただくきっかけとなることも期待しています。1部1,000円(税込み、送料別)
〈 ご購入方法 〉
ネットからは「いわて産直ネットストアでんでんむし」へ
問い合わせ先  TEL.080-5735-6940
※ カレンダー販売の収益は、SAVE IWATEが行う沿岸被災市町村支援のための活動資金とさせていただきます。
※特定商取引法に基づく表記は、「SAVE IWATEとは」をご覧下さい

by seiryouzan | 2011-11-06 22:16 | 地震関連

東日本大震災の発生直後、高度300キロの大気中で波動が同心円状に広がる様子を、情報通信研究機構(東京都小金井市)と京都大、名古屋大の研究チームが観測することに成功した。巨大地震後に大気に波が生じることは知られていたが、全体像を詳細にとらえたのは初めて。宇宙から津波を予測するのに役立つ可能性があるという。神戸市である地球電磁気・地球惑星圏学会で6日発表する。

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地震の約13分後、高度300キロ上空で観測された大気の波紋。星印は震央、×印は波紋の中心。赤が電子密度が高く、青は低い=情報通信研究機構提供

大気中で波動が起きると、大気の上層部の電離圏で電子の密度に変化が起きる。国土地理院の全地球測位システム(GPS)のデータで電子の密度を調べたところ、地震発生から約7分後、震央から約170キロ南東を中心に電子密度が平時と異なる状態になった。電子密度の変化は時間とともに同心円状に広がり、約10分後、日本海上に到達。西日本では午後6時ごろまで波が観測された。

 波紋の中心点は津波の発生地点とほぼ一致。津波を起こした海底の隆起による衝撃波が上空に伝わったと考えられるという。同機構の津川卓也・主任研究員(超高層大気物理学)は「東日本大震災が地中の波(地震波)、海洋の波(津波)に加え大気の波も起こし、それが電離圏まで伝わったことが分かった」と話す。大気の波は津波より速く伝わるため、「津波の伝わり方との時間差などが分かれば、津波がいつ到達するかなどの予測に役立つ可能性がある」としている。【須田桃子】
動画はこちらへ
毎日jpより
by seiryouzan | 2011-11-04 16:41 | 地震関連

似合いすぎて・・・

娘の変身カチューシャを我が家の愛犬、大吉に装着してみた。
あまりに似合いすぎて絶句・・・大吉専用カチューシャにしましょう。美女と野獣のビーストみたいでしょ?
最近やけに甘えんぼになった我が家の長男大吉君12歳です!
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こちらはヒロインゆめベル。みんなより小さめのゆめ10歳は、ずっと赤ちゃん扱いになっています。
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帽子カチューシャがとっても似合う12歳なでしこさん!困惑気味がまた可愛いと犬馬鹿発言。
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今日は文化の日、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としている。晴天になる確率が高く、「晴れの特異日」として有名である。(Wikiより)
ヨーロッパ文明の故郷の混迷はどこへやら、一日曇りの文化の日、我が家では愛犬を変身させて過ぎようとしています・・・。
by seiryouzan | 2011-11-03 19:35 | 愛犬

天声人語を書き写す

天声人語(てんせいじんご)は、朝日新聞の朝刊に長期連載中の1面コラムである。1904年に第1回が掲載され、以後1世紀以上にわたって最近のニュース、話題を題材にして朝日新聞の論説委員が執筆し、社説とは異なる角度から分析を加えている。特定の論説委員が一定期間「天声人語子」として匿名で執筆している。見出しは付けられていない。(wikiより)


毎日掲載されているコラム「天声人語」は、大学などの入学試験に出題されることも多いことはよく知られています。
ノートの説明に「朝日新聞の1面に毎日掲載されている「天声人語」を、知らない漢字や言葉を辞書で調べながら書き写し、文章の構成力やリズムを身につけませんか?毎日続けると、世の中のいろいろな出来事がわかります。知っている言葉がどんどん増えて、文章の構成力もリズムも身につきます。文字を書くことで脳が活性化されるかも?」と書き写しの効果が書かれています。
天声人語はぴったり602文字、これを手書きで丁寧に書き写すとなれば1日あたり30分ほど時間がかかり、ノート1冊で1か月続けるとなるとそれなりの集中力を必要とします。
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母(79歳)のために購入したのですが、私もここは一念奮起!開始してから今日で1週間が経過し、家族に「やっぱり三日坊主だったね」と言われることだけは回避です。
まず一度全文を読み、書き写し作業を開始です。難しい漢字を別書き、加えて意味を調べ納得させます。世の中のいろいろなできごとを短い文章で、大まかに知ることができます!しかし衰退の一途の脳細胞に言葉がどんどん増えていくのか?文章の構成力やリズムが身についてるのか?実感は全くありませんが、これからに期待することにしましょう!
天声人語書き写しノート
今日の「天声人語」
by seiryouzan | 2011-11-02 19:12 | その他


とても暖かな話に胸がキュンとします。他人を大事にする気持にうれしくなります。運転手さんは勿論ですが、祝う人達の笑顔も喜びに溢れていて素晴らしいです。世界中がこんな暖かな気持ちで包まれたなら、争いなど無くなるのでしょう。
私もこの場に居たかったとしみじみ思いました。みんなから愛される運転手さん、お誕生日おめでとうございます。
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秋晴れのなか、うろこ雲が空いっぱいに広がっていて、あまりに美しかったのでUPします。四季がハッキリする日本、風情がありますね。秋の雲の名前ってこんなにあるのね・・・さば雲、いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲。
by seiryouzan | 2011-11-01 12:58 | ちょっとイイ話