昨年6月に訪れた時は腐臭混じりの潮風を押し退け進みました。
土砂と埃に埋もれた町は、この一年半で少しづつですが前進していました。
石巻街道沿いの閉ざされていた店のシャッターが何軒か開き、道行く人達の明るい笑顔も見られました。
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                  ↑洞源院さまの境内にあった蓮の花

ま新しい倉庫や事務所が立ち並ぶ地域とは裏腹に、かつては人通りが激しかったであろう町並みは雑草生い茂る野原と化し、時折ガラス窓が無いがらんどうの家がポツンと寂しそうに建っていました。
取り壊し依頼書類が提出されないので遅延していると聞き、更に胸が痛くなりました。ボランティアガイドの方が「ここで御詠歌が聞けるとは思いませんでした・・・」と何度か絶句された時、ああ・・御詠歌を唱えさせていただいて良かったんだ。と心から思いました。
多くの犠牲を払って得た災害の教訓、命の尊さ、当然は当然ではないことを忘れてはならないと改めて感じました。「被災地」から「再興地」への改名が早く聞けますよう心より願い、可能な限り支援は続行していきたいと思いました。
来年、梅花全国大会が宮城県で開かれます。来年もっと元気になった東北を訪れたいと思います。

 
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          君たちはあの津波を見たのかい?怖い思いをしなかったかい?
          南三陸ホテル観洋の睨みを利かしたカモメ君。
この旅で出会った方々、ありがとうございました。またいつか会える日を楽しみにしております。合掌・・・ 
by seiryouzan | 2012-08-28 14:42 | 梅花

南三陸、志津川湾に昇る朝日に感動!
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宿を出てすぐ南三陸町役場「防災対策庁舎」に到着しました。赤い鉄骨だけになってしまった庁舎前で般若心経と追善供養をお唱えさせていただきました。津波の来襲と高台への避難をひたすら呼び掛け続けた職員、遠藤未希さん(24)が働かれていた庁舎です。涙が溢れて声になりません。
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バスは、一路岩手県奥州市にある曹洞宗正法寺へ
奥羽二州(東北地方)における曹洞宗の本寺・第三の本山。東北地方における曹洞宗の中心寺院として発展。かつては末寺508ヵ寺とも1200ヵ寺とも伝えられている。大本山總持寺筆頭末寺。
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日本一の本堂、茅葺屋根には圧倒されます。
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現在12名の修行僧が日々精進していらっしゃるそうです。
真っ昼間だというのに、薄暗い台所には釜戸と囲炉裏が大活躍していました。
思いがけず囲炉裏で沸かした白湯を頂戴致しました。香ばしく何とも言えない奥深い味わいの白湯にみんなで大感激!ありがとうございました。
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工事渋滞で一時間ほど遅く到着しましたが、一番心配していた病気、怪我もなく全員無事帰途に着くことが出来ました。
今回ご参加下さった「慈絆会」の皆様には、心よりお礼申し上げます。
by seiryouzan | 2012-08-27 20:55 | 梅花

ゴーン、ゴーン・・・梵鐘の音を聞きながら、参道の階段を上ります。
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ご住職さまと奥様が笑顔で出迎えてくださいました。
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本堂でご住職様に導師をお勤めいただき「道心利行御和讃」を奉詠、ご焼香させて頂きました。
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法要後、ご住職様から多くの避難された方々との共同生活での対策や、今後の活動など詳しいお話を聞かせていただきました。
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奥様の自著「あったかい手」を朗読くださいました。また本に掲載されていないお子さんとの対話など・・・涙、涙でした。
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洞源院さまを訪ねて・・・
ご住職様と奥様がいつも笑顔で温かく迎えてくださり、感謝のひと言に尽きます。
お伺いして毎回感じることは人に接する愛情の深さです。
「真の深い愛情を以て支えてくださる強さ」「ドカッと地に足を着け、ぶれることのない生き方」を見せてくださいます。
大きな災害にもゆるがない魂は今後も私達のひな型となり、岐路に立つ時も「こっち!こっち!」と指し示してくださることでしょう。ゆっくりでも後ろ姿を追い掛けて行きたいなぁ~と思いました。

奥様お手製の「蕗の砂糖菓子」旅の疲れが吹っ飛ぶほど美味しかった~!
お忙しいなか、大勢で押しかけてしまったのにも関わらず、方丈様はじめ奥様、
スタッフの方々に暖かく迎え入れてくださり、心より深く深く感謝致します。 参加者一同 合掌
by seiryouzan | 2012-08-26 12:33 | 梅花

松島町は松島湾に浮かぶ多くの島々に助けられ、壊滅的な被害はなかったものの遊覧船や店舗は甚大な被害がありました。霊場のお膝元にあって震災で亡くなられた方々の供養にと、遊覧船上(貸し切り)のご供養が可能になっています。
停泊の船内で般若心経、聖号と新亡精霊供養御和讃(1、2番)を奉詠させていただきました。
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奉詠後、観音札(水溶性)を海に流す「海上祈願」を行いました。
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カモメも同行です。
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バスは松島湾を後にしてボランティアガイドさんのご案内で石巻市内を走っています。
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門脇小学校前にある鉄骨だけになってしまった元コンビニ内で暑さを凌ぎながら般若心経、聖号、追善供養御和讃を奉詠させていただきました。
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大津波の後、大規模な火災が発生した門脇小校庭付近は焼け焦げたがれきで埋めつくされていました。
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現在の門脇小学校
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あまりに変わり果てた校舎の姿に私達は息を呑みましたが児童300人は、学校の誘導で高台の日和山に避難し、無事だったことをお聞きしホッと胸を撫で下ろしました。
by seiryouzan | 2012-08-25 14:23 | 梅花

静岡市、御殿場市よりご参集下さったご寺族、講員さん約40名でご供養の旅に出掛けていました。
旧中野小学校慰霊の塔前で奉詠 (聖号:地蔵菩薩・地蔵菩薩御和讃) 
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お地蔵さまが佇む後ろに津波の爪痕が残る校舎、体育館、ガレキの山に言葉がありません。
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松島、国宝瑞巌寺を参拝しました。杉の木立が涼しいです。
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国宝の庫裡。大屋根の上にさらに煙出しが載っています。
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by seiryouzan | 2012-08-24 20:45 | 梅花

支援物資リメーク
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古着類からクマのぬいぐるみや風呂敷などを作る被災者ら(8日、盛岡市で) 盛岡市に避難している被災者らが、支援物資の古着類をぬいぐるみや小物入れなどにリメークしている。

 活動は「支援者にお礼とお返しをしたい」との思いから始まった。秋には物資を届けてくれた人たちに完成品を贈る予定だ。


 同市の被災者支援施設・もりおか復興支援センターには、休館日の月曜を除き毎日、沿岸部や福島県から内陸部の同市に避難している10~20人が集まる。赤や緑の着物やコートは風呂敷や小物入れ、クマのぬいぐるみに、手ぬぐいやスーツはカバンや名刺入れに生まれ変わる。

 リメークされるのは、同市の支援団体「SAVE IWATE」が集め保管している10キロ・グラムが入る段ボールで約40箱分の古着類。支援物資として、国内外から多くの衣類が寄せられたが、破れたり染みがついたりした古着類は需要が少なく、今年6月で配布をやめた。

 被災者から「支援してくれた人たちの気持ちに、お礼とお返しがしたい」と聞いた同団体は、被災者に残った古着類を活用してもらうことにした。

 7月から製作が始まり、完成した小物などは、団体を通じて、物資を送ってくれた人たちに届けられる予定だ。

 作業場に通う佐々木幸子さん(72)は、岩手県大槌町の自宅を津波で失い、昨年5月末から同市内で暮らす。夫の秀夫さんは震災後に体調を崩し、今年3月に肺炎で死亡した。佐々木さんは「1人になり苦しかったが、ここは話し相手もいて、作業も楽しい。気が紛れる」とにこやかだ。

 センター相談員の小笠原博子さん(51)は「活動は、閉じこもりがちな被災者が外に出るきっかけになる。裁縫などの技術を身に着けることで、自立支援にもつながれば」と話している。

(2012年8月10日 読売新聞)
by seiryouzan | 2012-08-18 15:49 | 地震関連

雨が降ったり止んだりの天候のなか、今年3番目(8月13日~)のお盆合同法要が執り行われました。
去年よりぐんと背が伸びたお子さんやお孫さん達、お檀家さんの変わらぬ笑顔に会うことが出来ました。足をお運びいただき、ありがとうございました。来年もお待ちしていますね。
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そして、販売させていただいた被災地支援商品は、完売致しました。皆様のご協力に深く々感謝致します。『復興ぞうきん』につきましては予約分が入荷致しましたので、引き続き販売します。よろしくお願いいたします。
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福島県須賀川市 佐川商店のウルトラマンジュース!しゅわっち!
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飲み終わった後でも一輪挿しの花器にへんし~ん~~!
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by seiryouzan | 2012-08-14 13:03 | 行事や法要

『真夏の夜の昆虫観察』

西奈生涯学習センター主催。
にしな自然探検隊「海の生き物や昆虫の観察」4回目が光鏡院駐車場で開かれました。
種類の違うライトをあてられた白い布には、どんな昆虫が集まってくるのでしょう?私までわくわく・・・
虫はなぜライトに集まるのか?集まりにくいライトがあることなど、約25組の参加者は先生の話に興味深く聞を傾けていました。 初回の「海の生き物に触ってみよう!」の様子はこちらから
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早速ミンミンゼミがやって来ました。
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自然のなかで身近な昆虫の生態を知りながら、親子ふれあいの時間が流れて行きます。
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ここ数年、クマゼミの大合唱を聞くことが出来ません。「春から梅雨にかけて」の気温が影響するそうです。そういえば、俳句では秋の季語として有名な、晩夏に鳴くヒグラシが梅雨明けの頃聞こえていました。環境の変化で生態系はすこしづつ変わるのでしょうが、寂しい気がします。
by seiryouzan | 2012-08-10 21:19 | その他

今年から被災地(企業・者)支援商品を販売しています。
そのなかの被災者自立支援商品のひとつ『復興ぞうきんプロジェクト』のお話をします。
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3月11日東日本大震災で大きな被害を受けた地域の方々が集まり、
2011年 4月SAVE IWATEワークショップにて記録広報班が「GENKIふきんプロジェクト」を発案
支援物資の「タオル」を活用して『復興ぞうきん』の手縫い作業が始まりました。
以下『復興ぞうきんプロジェクト』サイトより引用

当時すでに大量に余って来ていたタオルを、
送って頂いた方々の善意を無駄にしないためにも
何とか活用できないか、
また、避難所での一時の気晴らしにもなる、
更に、販売代金を製作者にバックできれば、
収入支援にもなる!
「GENKIふきんプロジェクト」が始動した瞬間です。
手縫いならミシンがなくても出来る。
ぞうきんなら、誰でも一度は縫った事があるだろう。
また、使う人を限定する必要もない。
何より、手仕事の好きな方は縫い物をする事で元気になれる。
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送っていただいた『復興ぞうきん』には、おところとお名前が記載されています。
刺繍糸で縫われ、丁寧な運針には縫い手さんの思いが一針一針にいっぱい詰まっています。
お買い求めいただいた皆さんは口々に
「まるで刺繍の作品です。おぞうきんに勿体ないです。額に入れて飾りたいくらいですね。」
「お仏壇用に使わせて頂きますね」と、おっしゃいます。
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以下 『SAVE IWATE復興雑巾チーム』の担当者様からのお便り

本日、縫い手さんが28名サロンに集まってくださいました。
にこやかな表情で「これまでは全て流されたけど命が無事だったのだから、ありがたいと、思ってきたのに、最近になって、ああ・・あれも無いんだ、あれは、あそこにあったのに・・という想いが湧き起こったりするんですよ」と、お話された方が心に残っています。

思わず「そういうポッカリ空いた穴はどうすればいいんでしょうね・・・」とつぶやいたら別の方が「ここで埋めていくしかないないのよね」とおっしゃいました。この復興雑巾活動がほんの少しでもそのポッカリ空いた穴を埋めるお手伝いになっているとよいのですが・・・ 
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仮設住宅からサロンへとこの復興ぞうきん作りに通われる縫い手さんの心を支えるために、
私達がやるべき協力があるのではないかと思うのです。 「復興ぞうきん取扱所」はこちらから
by seiryouzan | 2012-08-09 18:20 | 復興支援

7月末の風景ですが・・・
ヒオウギに蝶が飛来していました!
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モンキアゲハ
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クロアゲハ
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大きな羽音でギボウシの花から花へ飛びまわっているのはクマバチ
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でもね、しがみつき方が何とも可愛いクマバチ君です
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風に吹き飛ばされないよう必死・・・
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ー追記ー
上記の写真について、しがみついているのではなく、どうやら「盗蜜」という行動なのだそうです。
盗蜜のパターンは田中(1993年)[1]によれば、
1花弁(花びら)や蕚(がく・花被片)の間から蜜を吸い取る。
2チョウやガ(チョウ目)は、長い口吻で蜜腺から直接蜜を取る。
3花よりも相対的に小さな体であるため、葯や柱頭に触れないで花の奥にもぐりこみ、蜜を取る。
4花に穴を開ける、または花を引き裂いて蜜を取る。
5上記4.で開けられた穴を利用して蜜を取る。 の5種類に分類されている。(ウィキより)
どうやらこのクマバチ君「盗蜜」の4番の行動ですね。
by seiryouzan | 2012-08-08 11:39 | 境内の鳥・動物・昆虫など