10月11日静岡県第1宗務所主催、梅花流特派講習会が厳修されました。会場は法泉寺さまです。
約80名の講員さんは西村師範の講習を真剣に楽しく受けていました。島根県平戸から西村承品師範。
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10月26日(焼津グランドホテルにて)
25日から一泊二日の合宿には約200名が参加し、各階級90名が検定会に挑みました。
光鏡院の講員7名が3級の昇級試験を受験しました。(検定曲、梅花1・御授戒御和讃・妙鐘)
そのなかに講員歴25年で今年80歳になる受験者のT子さんはひどい腰痛を抱えながらも練習日には必ず出席されていました。
そのT子さんをいつも近くで見守っていたS子さんは「私は落ちても、T子さんには絶対合格して欲しい・・・」
私は思わず涙・・・「きっと二人とも合格されますよ!!ここまで必死に頑張ってこられたのだから・・・。」

2級検定で頭が真っ白になった経験をもつ私。
あの、ただならぬ雰囲気を思い出し、心臓がバクバク、手に汗握りの動揺からか、
カメラを忘れ、ついでに携帯まで家に置いてくるという大失態で画像はありません。

第一宗務所の皆様はじめ講師さまがたには大変お世話になりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
by seiryouzan | 2012-10-28 20:42 | 梅花

モノは考えよう

つい最近警備会社に勤める知人から聞いたイイ話です。
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                 (↑画像はお借りしたもので本人とは関係ありません)

見るからに人の良さそうなSさんは長年勤めあげた会社を定年退職し、警備会社に再就職しました。

入社してすぐ市立病院の警備に配属。病院の警備といっても、病院の建物内外の夜回りや面会者の対応だけではありません。出勤する全ての医師の顔と名前を覚え、即座にネームプレートを差し出すという業務をこなさなければなりません。

市内でも有数の大きな病院ですから、医師の数も半端ではありません。顔と名前を覚える作業は若い警備員すら苦労するものです。社内では密やかに「朝の記憶力テスト」と呼ばれるその時間は、名前を間違え大事な手術、診察に差し障りが無いよう細心の注意が必要とされます。

出勤した医師の顔を確認し、ネームプレートを探し、「おはようございます!」と言いながら最敬礼をしてネームプレートを差しだすと、
「おはよう!ごくろうさま!」と爽やかに受け取る医師だけではありません。目も会わせず無言で受け取り、足早に通り過ぎる医師やインターン終了したばかりの孫と同じ世代の医師。通行人の影で確認出来ず、通り抜けてしまった医師を走って追い掛けることもあります。

「わたしは若い者には負けません」が口癖のSさんです。長年働いた会社を定年する頃、保証人になっていた友人の会社がバブルショックのあおりで倒産し、定年と同時に莫大な借金を背負うことになりました。

「わたしは若い者には負けませんよ。高齢だからと、いま君にクビにされると困るからね。」正々堂々と言い切ります。これがなぜか潔く、心地よい気分になるから不思議です。

 借金がなければ定年を待ちわびた奥さんとのんびり温泉旅行や、趣味に高じていたかもしれません。しかし借金を背負う原因になった友人の悪口はおろか、Sさんの口から愚痴や悪口を聞いたことがありません。

「この職場は環境が素晴らしい!若い女性の往来を椅子に座りながら、ゆっくりと眺めることができる仕事なんてそうそう無いよね。それに、早朝からウオーキングに励む必要がないしね。」とニヤリ・・。
病院内外を警備し歩く歩数が一日2万歩にも及ぶ日が珍しくないのだそうです。
「健康になって給料が貰えるなんて、こんないい業種はそうないよ。」言い終わると72歳とは思えない軽い足取りで深夜の見回りに出掛けて行った。
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「私は若い者には負けません」を何度聞いたか分からない、聞き続けて今年で12年目になる。その間無遅刻、無欠勤。まだまだ辞めさせませんよ。あなたがどうしても必要だから!どの若い者より。

不幸や災難をどう受け取るのかは、その人の思いようで決まる。
予期せぬ災いがふりかかったとき果たして自分はどう対処するのか、泣き言や恨み辛みを言い、人のせいばかりにするかもしれない。そんな時はSさんを思い出し、見習ってみようじゃないか。
自分と向き合う機会を得たような気がした。
by seiryouzan | 2012-10-20 09:41 | ちょっとイイ話

ストレッチ!

秋空の羽根雲とお月様を見上げましょう!
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身体はそのままに首だけ後方に廻しましょう!高い栗の樹を発見!!
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足元に落下の栗を拾い集めて~屈伸運動。
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また見上げて~色付く柿を発見!
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秋は知らぬ間にストレッチ!心も体重も上向きか。
朝晩だいぶ涼しくなりました。風邪などひかぬようにお気をつけ下さいね。
by seiryouzan | 2012-10-10 09:51 | 境内の植物

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「坐禅は、たちまちに、参ずるものに、自らを存在せしめる根源に気付かせ、ありたいと願う本来の生き方に安住せしむ。」
坐禅は人をして本来の自分に安住せしむ

大本山總持寺を開かれた瑩山さまが、約七百年前に示された『坐禅用心記』の冒頭の一説です。 釈尊から正しく伝えられてきた坐禅の意義、こころえ、等はすでに道元さまによって『普勧坐禅儀』や『正法眼蔵』の「坐禅箴」の巻にまとめられておりましたが、それを基調にしながらも坐禅を行ずる者にとっての必要な心づかいや注意点を具体的にしるされたのです。

標題の「心地の開明」は、『坐禅用心記』の中ほどで、「心地を開明しようとする者が、さまざまな知識や分別、技術、名誉、名聞はもちろん、学んできた仏教の知識さえもなげうって、ひとすじに坐禅にむかうなら、迷雲は収まり、晴れわたり、こころも開けてゆく。」と示されます。

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不安、不信、挫折・・・の時代を生きる私たち

今、私たちは、快適さや便利さばかり追求してきたことで、大切なものを失いつつあります。わかってもらえない自分、切り捨てられる自分、貶められる自分、それに悲しみ困惑し失望しながらも、こころ安らぐ地で、こころ安らぐ人々と納得する生き方をしたいと願っています。

続きはこちらから
by seiryouzan | 2012-10-09 11:28 | 大本山總持寺今月の伝道標語

達磨忌

梁の武帝が即位して以来、寺を造立したり写経したり、僧を得度させること、記録としてこれ以上の者がないほどであったが、一体どれほど多くのの功徳があるだろうか?とたずねた武帝に対し、「無功徳(功徳など無い)」と答えたとされます。
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遅出しですが10月5日は達磨忌でした。お檀家さん御詠歌の皆さんで法要をお勤めいたしました。
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般若心経をお詠みしています。
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御詠歌は「三宝御和讃」「達磨大師御和讃」「正法御和讃」
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達磨忌とは(曹洞宗公式サイトより)
「七転び八起き」のことわざや「ダルマさん」の愛称で知られている達磨大師は、初めてインドから中国に禅の教えを伝えられた方で、禅宗の初祖と言われています。「震旦(中国のこと)初祖」または「円覚大師」ともお呼びし、宗門寺院では本堂の向かって左の段にまつられています。
赤い縁起達磨(ダルマさん)は、達磨大師が寒さよけに頭から「被」と呼ばれた掛け布団をかぶって坐禅している姿がもとになっているとされます。特に、群馬県の高崎市がその産地として有名ですが、寺院のみならずお宮でも、縁起物として売られます。これは、ダルマさんが何度転んでも起き上がるので、縁起が良いとされたのです。

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by seiryouzan | 2012-10-08 13:48 | 行事や法要

ー本堂内掲示作成ー  

8月に訪れた「御詠歌東北供養の旅」の様子をまとめてみました。
随分前、2日目まで出来上がっていたのですが・・・
3日目だけやむなく放置状態に・・しかし遠い日の夏休みの宿題を思い出しながら汗を拭きつつの作業を再開。
本堂の黒板に裏表に貼り、皆さんに御覧頂く準備が整いました。
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法事やお葬儀の待ち時間に御覧下さっている姿を見掛けると、説明させていただくのですが、
先日、津波から2ヶ月後の5月初旬、津波に流されたコンビニATMの回収に行かれたという方がいらして、
1年7ヶ月経った今でも、悲惨な状況の記憶が消せずにいることを話してくださいました。
「いつか行ける日が来たら、もう一度伺うつもりです」と暫く写真を眺める姿が印象的でした。

1日~2日目(旧中野小学校・瑞巌寺・松島湾船上供養・石巻市内ボランティアガイドさんによる案内)
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2日目~3日目(洞源院・南三陸町役場「防災対策庁舎」・正法寺・車内の様子)
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それに加え7月31日の灯籠供養風景も出来上がりました。。
テーマ『お寺は悲しむだけの場所ではありません』
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当寺院の活動の様子や東日本大震災を『風化させてはならない』という思いが通じることを祈りながら作成しました。
これからも私なりに色々な形で発信していきたいと思っています!
by seiryouzan | 2012-10-04 20:54 | 本堂の風景